『いきさつ』

11月302010

配達業務の危機

投稿者: 21:21:17 カテゴリ:所長ブログ(New)

2010年11月30日(火)


11月29日午前7時20分、突然に携帯電話が鳴った。


大体、朝の6時くらいから自宅の書斎で早朝の方が効率の良い仕事を

この時間帯で行うようにしている。


電話の主は、江津販売所の山本主任です。


おはよう! と元気良くでると・・・


『社長・・・あの・・すみません! 今朝の配達中に・・・』


このパターン・・・・基本的に良くない事の発生だ! 



少年自然の家から、戻りながらの配達途中で

猪がバイクの前に飛び出してきて・・・ブレーキを掛ける間もなく

激突し転倒しました。



え・・・?


大丈夫か? と聞くと。


『後10軒程だったのですが、新聞が飛び散り、店で取り替えて

配達は完了しました。』 と言う。



体の具合を聞くと


『左の肩周辺が・・・痛くて動きません・・』

『多分・・・骨折しているのでは・・と思います』


声は結構元気です。 おそらく空元気のはず。



電話で調整と確認が出来る事を話して

すぐに、病院へ行くように指示。


最近は、配達中での猪の飛び出しの話は結構耳にしていました。


今春にも、江津バイパスの側溝から飛び出して来た猪が、配達スタッフに横から激突。

配達スタッフが左足にケガを負い、一週間休養する事態になった。


暗闇での配達、バイクの前照灯に驚いて飛び出してくるようです。


この時も配達スタッフには、大変気の毒な事ですが

こういう場合の配達体制の配慮は、山本主任がすばやい対応を取ってくれるので、心配はないのです。



今回は、そういう面を完全サポートしている役目の彼が重症!!


ん・・・・・さすがに困った。



横山さんとも連絡をとり、まず電話で対策を打合せ。


私は、アクティの業務を午前中に対応し、即江津へ・・・



店に入ると・・・・

山本主任も病院から帰っており、心配した他のスタッフも集まり混雑状態。


そんな中、店の戸を明けると目の前に山本主任の顔が・・・


申し訳なさそうにハニカミ、『社長、心配掛けてみません!』

と、ペコリと頭を下げた。

以外に元気そうだが・・・顔を上げたら、痛さで顔が歪んでいた。


整肢学園で診察を受けたようで

診断は、『左鎖骨複雑骨折』 『肋骨打撲』。

サポーターをグルグル巻きにしてある。


今後の治療を確認すると

明日、浜田の医療センターへ紹介状を持って行って診察と相談するとの事。


処置としては

手術をすれば、全治1ケ月。

そのままサポーターで固定して自然治癒なら3ケ月。


自然治癒って・・・そんなん有りか?


『休む訳にはいきませんから、そうしようかと思います』 と言う。


確かに、突然の彼のリタイアは配達体制や12月の超繁忙期を考えると

彼がそう言うのも解る・・・


さて・・・ゆっくりと彼に話した

『山本君、入院して手術を受けてくれ!』


え! と驚愕の表情を浮かべている。

現状の配達管理業務を考えると、私がそれを認めるとも思っていなかったようです。


『良い機会じゃないか? 他のスタッフも協力すると言ってるし、

何よりも、君の中だけで処置されて、すぐに回りに出て来ない情報も多々ある。 この際、全く君が動けない状況の中で、良い意味で管理業務の見直しもせざるえない。』


『こうした非常事態の発生時には、皆の協力を得なければ対応出来ない事も多々ある。そして、心良く対応して貰うには普段のスタッフへの接し方が重要である事も理解して欲しい』


『今まで君は、何でも自分がやった方が確実で早いと思い、皆とのコミュニケーションを少々軽んじている面もあると感じているんだ。』

『頑張ってくれている事は嬉しいが、今回は皆に世話になろう!』


神妙に聞き入っていた彼も

『解りました!』 と、すっきりと答えた。



深夜1時30分、店で待機していると彼が入店してきた、


『座薬のお陰で、痛みが抑えられています』と、明るく答える。


暫くすると、今夜の彼のサポートスタッフが2名元気良く入店。


私から、状況説明を行い緊急体制への支援を要請しました。

文章も準備し、山本君ともども深く頭を下げてお願いしたのです。


その足で一緒に駅へ向かい、駅で待機するスタッフへ同様に説明と

お願いをし、共に頭を下げました。


山本主任にとっては、他のスタッフに助けて貰う事は初めてだと思う。

故に、こうして頭を下げた事も初めてでしょう。


人を束ねる者は、非常事態ではなくても、

周りを動かすには、動いて貰うには、言葉と謙虚な態度が大切です。


この人の力になって上げたい!

これが、集団の力です。そして、そんな想いが自身の成長にもなるのです。


威張って、命令するだけで、人が動くならこんな楽な事はありません。

江戸時代ではないのですからね!

上に立つ者の命令が絶対であった時代ではなく、

今は、心に響かないと動けない人の方が多いのです。


どちらの時代の人間が有能かは解りません。

しかし、現代人の多くは命令するだけでは表面面の仕事しか・・イヤそれは仕事とは言えない、作業かも・・・その程度の成果しか出ません。


心に響くやりがい! この事を”雇う側” も ”雇われる側” も意識する事が重要です。



さて、本日の浜田医療センターでの受診。


即、手術の判断になりました。

即と言っても、さすがに明日以降の対応を明確にする必要があるので

一旦、戻り・・・・明日の10時に手術です。


で、で・・・退院は、驚く事に早ければ、明後日ですって!?


山本主任もそれならば、と意を決したようです。

代配の手配は済んでいます。 心配は配達漏れです。

この電話対応は、横山さんに早めに店に出て待機して貰う事にしました。


さすがに、午前5時からの

『新聞が入ってないぞ~!』 は、今回は対応は困難です。

そうなったら、許してください!



そんな、こんなの11月の月末ですが、明日から師走です。


何はともあれ、切に願うのは

『安全運転を! 何より貴方達の体が一番大切です!』



平成20年6月1日、平中主任を突然の事故で無くした私にとって

何より大切に守るべきは、 ”新聞ではなく、人の命です!”


2 件のコメントがあります。

  1. 懐かしき友 2010/12/01 8:06:31

    所長 様

    “禍を転じて福となす”
    入院・手術の即断と、引継ぎ対応、流石です。

    機械化・IT化で、どんどん便利になり省力化も進みますが、人間が使う限り人間に勝るものは無いですね。

    山本さん、早く回復して下さいね。

    事故が生んだ”新しいチームワーク”が、良い方向へ進むことを祈ります。

  2. 所長 2010/12/01 15:29:15

    懐かしき友さん>

    はい! 何が起きようが ”福”となす!
    これしかないですね~

    で、昨日の夕方入院したのですが、体全体の検査を行いますから
    他の問題箇所も指摘されており・・・翌日退院がどうなるやら?
    と、新たな問題も起きそうです。

    しかし、当初『入院して手術しなさい!』と話した時点では
    1週間とか10日間を覚悟の上でしたから、私にとっては想定内ですが、本人と周辺においては・・・・

    本日の配達においては、数軒に問題がありましたが
    問題なく対応ができたようです。

    >事故が生んだ”新しいチームワーク”が、
    >良い方向へ進むことを祈ります。

    ありがとうございます!

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